口腔ケア
2018/02/20
誤嚥性肺炎は歯みがきで予防できるんですっ!!
日本人の死亡原因の第3位となっているのが肺炎です。死亡者の95%以上が65歳以上の高齢者で、その多くが「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」です。命を脅かす疾患だけに、予防することが大切です。
◆ 口腔内細菌が肺へ
誤嚥性肺炎は、細菌が唾液や食べ物などと一緒に肺に流れ込んで起きる肺炎です。「誤嚥」という言葉から、食事中などに食べ物や飲み物を誤って気管に飲み込むことで起こると考えがちですが、原因はそれだけでなく、実際は睡眠中などに唾液と一緒にお口の中の細菌が気管から肺へと流れ込んで起こることが多いのです。
◆ 誤嚥性肺炎の予防
予防のために大事なのが「口腔ケア」です。お口の中に普通にいる菌が誤嚥性肺炎の原因になります。歯ブラシがうまく当たらず食べカスがお口の中に残っていたり、入れ歯の洗浄がきちんとされていなかったりすると、お口の中で細菌が増殖し、誤嚥で肺炎を起こしやすくします。
歯みがきは、歯だけでなく、頬粘膜や舌、口蓋も合わせてブラッシングしましょう。入れ歯は毎食後はずして入れ歯と残っている自分の歯をそれぞれ専用の歯ブラシで別々にみがき、夜寝ている間は入れ歯洗浄剤につけておきましょう。歯みがきができないときは、食後に水や洗浄液でぶくぶくうがいをするだけでもよいです。
◆ 誤嚥性肺炎の兆候や発見法は?
医師であっても、内科や呼吸器を専門にしている医師でないと診断がなかなか難しいものです。「風邪です」と言われて薬をもらってもなかなか治らない、その後だんだん元気がなくなり・・・よく調べたら誤嚥性肺炎だった、というケースもあります。
● 激しく咳き込む
● 高熱が出る
● 濃い痰が多くなった
● 呼吸が苦しい
上記のような典型的な症状があれば発見は容易ですが、高齢者の場合、外に出る症状が軽いのにも関わらず、肺炎が進行していることもしばしばあります。
一般的な熱・咳・痰などの他に、次のような症状に注意してください。
その他の注意すべき症状
● 元気がない
● 食事時間が長くなった
● 食後に疲れてぐったりする
● ぼーっとしていることが多い
● 失禁するようになった
● 口の中に食べ物をためこんで飲み込まない
このように、肺炎と無関係と思えるような症状でも、よく調べると肺炎であったということがあります。「変化に敏感になる」ことが大切です。
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