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ストレスを感じていませんか?

2023/09/08

は心配事があったり、疲労時などストレスを受けた時、個人差はありますが睡眠中に歯ぎしりやくいしばりをすることで無意識にストレスを発散します。この歯ぎしり、くいしばりは音の出るものばかりではありません。上の歯と下の歯を押し付けてくいしばれば、音のしない場合も多いのです。上下の歯を横にずらしながら、こすり合わせている場合や上下の歯を噛むようにカチカチしている場合は音が出る場合が多いようです。習慣性のものとして、あなたも重いものを持ち上げるとき、歯をくいしばりますよね。スポーツ選手や力仕事している人は、日頃から歯をくいしばる傾向にあります。睡眠中にその癖が出てしまいます。
歯のかみ合わせが悪いと、口の周りの筋肉に無理な力が加わり、歯ぎしり、くいしばりを起こす場合があります。歯ぎしり、くいしばりは起きている時でも、仕事に集中している時や緊張している時に生じますが、睡眠中の歯ぎしり、くいしばりは、大脳皮質の働きが抑制されて噛む力を調整できないため、 かなり大きな力が加わります。このときの力は60〜120kgぐらいともいわれています。 

Q

1日(24時間)のうち、上下の歯の接触する時間はどれくらいでしょう?

A

食べ物をそしゃくするときを含めて、わずか10分程度です。

食べ物を噛むとき上下の歯が接触するのは瞬間的で持続的にくっついていることはほとんどありません。噛むための筋肉がリラックスした状態では上下の歯の間は1〜2mm程度あいているはずです。
ほとんどの時間は接触していないのです。それなのに歯ぎしり、くいしばりなどで歯に何十分も持続的な力が加わると、その力を受け止めている組織に無理な力がかかってくることになるわけです。

弊害  歯ぎしり、くいしばりがあると・・・

歯がすり減る、歯にヒビが入る、歯が欠ける、歯のかぶせ物、詰め物が壊れたり取れたりする、歯の根元がくさび状に削れる。・・・これらは歯の周りの組織(骨)がしっかりしている場合、歯に加わった力が応力として歯の表面に状態として現れます。

歯がしみる(知覚過敏症)

歯が削れたり、歯の表面のエナメル質がはがれたり、歯の根が露出したりすることにより、外からの刺激が歯の中へ伝わり、歯の中の神経を刺激することにより、しみたり、痛みとして現れてきます。この痛みが続けば歯の神経をとらなくてはならなくなります。

歯の周囲骨の吸収(歯周病の要因)

歯がゆすられることにより、歯の周囲骨に過大な応力が加わり、骨が溶けたように吸収してきます。歯周病を助長し、歯の動揺が見られる場合があります。

歯の周りの痛み(歯根膜炎)

歯と骨の間には歯根膜繊維というものが介在しています。これは普段、歯と骨をつなぎ、歯に加わる衝撃が骨にダイレクトに加わらないように緩和する役目、物を噛んだときの感覚を伝える役目があります。しかい、持続的な圧力が加わったりしてその許容範囲を超えたとき、歯根膜繊維の炎症として、歯の周りに痛みを起こしてきます。

頭痛、顎関節の痛み

心身にストレスがかかると顔つきが変わります。目も引きつったりします。口元もしまります。これは顔の周りの筋肉が緊張してこわばった状態です。特に咬筋、側頭筋といった噛むための筋肉が硬直したとき筋肉の痛みとして現れます。また、顎の関節にまで力が及ぶ場合は顎関節症として痛みを引き起こす場合もあります。

歯ぎしり・くいしばり(かみしめ)チェック

下記の項目に当てはまる数をレッドゾーンイエローゾーンにわけて数えてください。

 歯ぎしりをしていると、家族から指摘されたことがある
 集中しているとき、緊張しているとき、無意識のうちにかみしめていることが多い
 歯科医院で「歯ぎしりやくいしばり(かみしめ)をしていませんか?」と聞かれたことがある
 事故やケガを除き、歯が割れた(折れた)ことがある
 頬の内側の粘膜や舌の周辺に歯の跡がついている
 歯がかなりすり減っている
 肩こりがひどい
 頭痛があることが多い

 詰め物がたびたびはずれる
 犬歯やその前後の歯の突端が極端にすり減っている
 朝起きたときに、口の周辺にこわばりがある
 下あごの内側に、歯肉が硬く隆起しているところがある(骨隆起)
 歯の付け根がくぼんでいる
 むし歯でもないのに、しみることがある(知覚過敏)
 あごの関節に痛みがあったり、カクカク音がなる
 エラが張っている
 ストレスがたまりやすい

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