天童市・東根市の歯医者、審美歯科・予防歯科・歯周病治療ならみゆき歯科医院

ホーム > 大事な歯を守る!歯のブログ > 歯周病 > 定期的な歯石取りの重要性

歯周病

2015/08/31

定期的な歯石取りの重要性

定期的に”歯石とり”をされることはただ、歯石を除き、歯をきれいにするだけでなく歯周病やむし歯の予防にも重要な役割を果たしています。

歯周病・むし歯

”歯の病気”だから、せいぜい歯がなくなるくらいのことと思っていませんか?全身の健康とは別物だと考えていませんか?
答えはNOです。 
最近の歯周病に関する研究において、心臓や肺の病気、糖尿病また、流産や早産といったさまざまなことに関連し、私たちの健康に深く関わってきました。
歯周病・むし歯からくる口腔細菌が影響を及ぼすさまざまな疾患についてまとめてみました。

全身へ及ぼす影響

読んでいただいておわかりのように、これらのことからお口の健康は全身の健康と互いに深く関係をもっており、予防医学の第一歩ということができるでしょう。
まさにお口は「身体の入り口、健康の入り口」なのです。
すなわち、健康の第一歩は定期的な歯石取りから始まるのです。

動脈硬化

お口の中の歯周病菌が血流を介して心臓に運ばれ、その血管が炎症を起こし、心内膜炎や動脈硬化を引き起こす可能性が考えられます。ある研究によると、歯周病患者の心疾患による死亡率は健康な人の1.9倍、心臓発作は2.8倍といわれています。

糖尿病

糖尿病に罹患している人は健康な人に比べて歯周病にかかりやすいといわれています。
これとは反対に歯周病の治療をおこなうことによって糖尿病患者のHbA1c(血糖値のコントロールがうまくいっているかどうかを示す検査値)の値が低下することが多く報告されています。
糖尿病の治療に、歯周病の治療がひと役買っているということです。
このことから、お口の中の疾患である歯周病と全身性の疾患である糖尿病がお互いに深く関与していることがわかります。

誤嚥性肺炎

摂食や嚥下時(物を飲み込む時)の気道閉鎖機能が衰えた老人において、歯周病菌を誤って肺や気管支に送り込むことにより、肺炎(誤嚥性肺炎)を引き起こすことが知られています。特に寝たきりの老人において原因不明の微熱が続くような場合、お口の中を丁寧に清掃することにより、それが治ったという報告もあります。

早産・低体重時出産

妊婦が重度の歯周病にかかっている場合、歯周病菌の毒素が体内の炎症性物質を増加させることにより、低体重児出産や早産の引き金になると考えられています。また、喫煙や飲酒と同様に流産とも深く関わっているといわれています。